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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

お葬式はいきなりやってくる(喪主用)

まず身内が亡くなったらどうするか?

ほとんどの場合冷静に対処することができません。
まず落ち着いて檀那寺に電話しましょう。

田舎で近所の人が集まって葬儀をしてくれるようなところに
住んでいる場合は別ですが、そうでない場合にはまず連絡して
いろいろ尋ねてみる事です。

葬儀社との付き合いは生涯でも多くて数度です。
しかし檀那寺とは毎年付き合いがあるはずです。
葬儀の際のトラブルを防ぐ意味でも、檀那寺とは日頃から
きちんとした付き合いをしておくべきです。
そうすればいざというとき、必ずや味方になってくれるでしょう。

檀那寺が無い場合はこちらを見て檀那寺を捜しましょう。

病院で亡くなった場合、まず亡くなった方を自宅に連れて
行かなければなりません。

自分の車でつれて帰ることもできますが、多くの場合ここで
葬儀社に頼むことになります。

葬儀社はあらかじめ選んでおいたほうが良いです。
選び方はバシ9119さんのところで勉強しましょう。

連れて帰った時のために、新しい布団を
一組用意しておく事も必要です。

故人を連れて帰って落ち着いてから、
親類縁者に連絡しましょう。 
親類縁者が集まったら、そこでお葬式の打ち合わせです。

昔は兄弟も多く親戚も多かったのですが、今は親類縁者が
離れていたり、そのために疎遠になっていたりで、打ち合わせは
喪主と配偶者のみで行う場合があります。

まず檀那寺の都合を聞いて、通夜、葬儀の日程を決めます。
できれば親類と共に檀那寺に出向いて
打ち合わせするのが作法です。

檀那寺との打ち合わせができたら、葬儀社または
手伝いの人との打ち合わせです。

葬儀社との打ち合わせは、身内の死とその後の忙しさで、
舞い上がってしまい、いちいち値段を見ながら落ち着いて
打ち合わせするという訳にはいきません。

後からあれもこれも不要だったと後悔することにも
なりかねません。
あらかじめ打ち合わせしておいたほうが、
後々のトラブルを防げます。

特に食事などは何人の親戚がやってくるか、
手伝いの人がどれ位かによって変わってきます。
ある程度予想しておくことが必要です。
またこちらは、葬儀の見積もりから追加料金となりますので、
(予測できないので当たり前ですが)気をつけましょう。

葬儀までには時間があるようでも喪主は忙しくて動き回る
余裕はありません。

誰かに頼んで済むことは、お願いしましょう。
法律的な手続きもお願いしたほうがいいでしょう。

葬儀の際にどうしても必要なものは故人の写真です。
本来は必要ありませんが、皆の前でうちは使いません。
というのは勇気が要ります。
バタバタ探し回るよりは、準備しておく必要があります。

最近では車社会になっていますので、
駐車場の確保も大変です。

またこまごまとしたお金も要りますので、早い段階で
ある程度のお金を用意しておくことも必要です。


前回の記事にさくらんぼのハハさんより貴重な体験談を
いただきましたので転載させていただきます。

{以下引用文}

喪服、バック、くつ、髪留、ネクタイ、靴下、ストッキング等は
ひとまとめに置いておくとあわてなくていいです。
子供の服は、よそゆきの黒っぽいのがないと苦労します。
黒っぽい制服があればいいんですけどね。

 うちは2年前に義母が亡くなった折りに、
娘の服を買いに走りましたよ~。
死に化粧用の化粧品も買ったっけ。
家に飾る菊の花や、樒も。

 告別式の受付、あいさつは誰に頼むか、
なども頭痛いですね^^;;
お通夜から、遠方の方の宿泊の手配、食事の手配。
あとあと、銀行口座や生命保険なんかも
把握しきれてないとね~。
勤め先に提出する書類とか、年金とか、あれやこれや。
お世話になった病院への挨拶とか、支払いとか。
あ、仏壇・墓石も買ったんですよ。49日までに。

 とにかく喪家はいろいろ大変ですよね~。
なにがなんだかよくわからないうちに
終わったっていうのが感想です。

{以上引用文}

以上のように喪主として行うことはとても多いです。

火葬は死後24時間後から可能です。
火葬場所と時間を決めないと火葬許可が下りません。
このあたりの法的な手続きも面倒なところです。

神棚には白紙をはり、封をします。
これは神様に死の穢れが移らない様にするためのものです。
枕返し(北枕にする)枕飾り(死者の守護のための飾りつけ)
については葬祭業者がやってくれることもありますが、
お寺さんに聞きましょう。

喪主は通夜までの間、親戚、近所の方などの対応に追われ、
またいろいろ通夜・葬儀の準備について聞かれることも多く
何もできないまま時間が過ぎていくことが多いです。

そして通夜を迎えます。

通夜の準備は地方によって風習が異なりますので、手伝いの人
または業者に頼みます。
分からないことは檀那寺に確認します。

通夜は本来亡くなった方の死の確認をするためのものでした。
現代においてもどの時点において死んだかについては
議論があります。

かつては通夜・葬儀の途中に生き返るということも
あったようです。

死の確認が目的ですから、お坊さんはいらないのですが、
枕経を一緒に行うことが多いので、身内だけで通夜を行う場合
を除いて読経を頼むことが多いようです。

また地方によっては本葬にこれない人が通夜に来ることがあり、
むしろ本葬より通夜の会葬者のほうが多いということも
ありますので、会葬の受付を用意する必要があります。

喪主は忙しく立ち回ることが多いのですが、喪主がいないと
通夜がはじまりませんので、数珠を持って
輪袈裟をかけて座ります。

数珠と輪袈裟は用意しておきましょう。

通夜が終わったら通夜ぶるまいを行い、身内はその後残って
故人の守をして線香灯明を絶やさないようにします。

本葬前日の夜に用意しておくものがあります。

翌日の本葬の前に納棺があります。
お棺の中に入れられるものは規制があります。
燃えないものや燃えにくいもの爆発するものなどは
入れられません。
確認して用意しておきましょう。

霊柩車の運転手、火葬場の職員への心付けなども
必ず必要なものではありませんが、慣習となっていることが
前日の夜に用意しておきます。

故人の守をしながら少しでも休んでおくことも大切です。

そして本葬当日がやってきます。

本葬当日はまず納棺します。

地方の習慣あるいは事情により前日にする場合も多いです。

四国巡拝をしたときのおいずる、杖、数珠、輪げさ
などを持たせます。
わらじ、六文銭、弁当などは葬儀社に頼んだ時は用意して
もらえますので、故人が希望していたものを
入れてあげましょう。

こまごましたことは手伝いの人に任せ、
喪主は会葬者に挨拶します。

段取りについて葬儀社、手伝いの人から聞かれることも
多いので、なるべく体を開けておきましょう。

葬儀の少し前になったら僧侶を迎えます。
僧侶は檀那寺の本尊様の代理ですから本来は迎えを
出すのが作法です。

葬儀が始まったら喪主の仕事はおおむね終わったといえます。
後は流れに任せて出棺します。

出棺の挨拶を喪主がする場合もありますので、その場合は
用意しておきます。
良い文章よりも、気持ちが伝わればよいので、
あまり心配することはありません。

火葬場へいく場合には必ず火葬許可証を
忘れないようにしてください。

忘れると火葬できません。

火葬場まではかつては行列を組んでいましたが、最近は
そのようなこともほとんどなくったようです。

火葬場では火葬の後、骨壷にお骨を収めます。

注意したいのは故人の遺言などで宗派の本山、菩提寺などに
分骨を希望している場合には申し出ておくことです。
そうすると、分骨用により分けてもらえます。

お骨を上げて戻ってから骨上げの法事があります。

最後にお世話になった方の労をねぎらう意味で
お斎を出します。

ここで喪主はお礼の挨拶をして遺族と共に接待します。

これで葬儀は終了です。 

翌日からお世話になった方々に
挨拶を忘れないようにしてください。


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